「船乗りクプクプの冒険」 北 杜夫
古本屋で買ってしばらく寝かせていたが、
なんとなく昨日から読み始めた。そして、本日著者の訃報。
偶然だが、ひかれるものがあったのかも。
こどもむけに書かれた本だが、
「冒険」はそもそも自分のなかの子供心をくすぐるテーマ。
男の子には楽しい話だ。
30年以上前に書かれたが、現代の人類の発展に疑問を投げかける。
「どくとるマンボウ」シリーズもぜひ読もう。
そして、話のなかにでてくる陽気な歌をいくつか紹介。
◎ジッパヒトカラゲの7人の男たちの歌
おれたちゃ名もない七人の男
名まえもなければ剣もない
力もなければアタマも弱い
だけど逃げ足ははあやいぞ
エイホウホウ!
おれたちゃ名もない七人の男
ライオン出てくりゃすぐ逃げる
ネズミが出てもすぐ逃げる
電光石火で逃げるが勝ちさ
エイホウホウ!
◎人食い土人の歌
やわらかな小羊の肉
歯ごたえある野ブタの肉
おいしいことはおいしいけれど
ほっぺたがおっこちるのは やっぱり人間!
ゴクリゴクリとツバをのめ!
おっこちたほっぺは
たいせつにナベにあつめろ
とろ火でとろとろ煮詰めろ
そいつを食べて またほっぺたを落っことせ!
ゴクリゴクリとのどは鳴る!
2011年10月26日水曜日
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